子供の習い事は費用をかけない方が身につく?我が家のスイミング事情

子育て

私には2人の子供がいます。
もう上の子供は大きくなったので、数年前の話になりますが。

住んでる地域は、特にお受験とか教育に力を入れているママさんが多いという訳ではないけれど、やっぱり幼稚園や小学校になると習い事をやり始める子が出てきました。

スイミング・ピアノ・英語・体操など、スポーツや音楽・語学など、一般的な習い事教室はそこらにたくさんあるし、大抵の子が1つか2つは習っていて。

自分が習っていた頃と比べて、月謝もだいぶ値上がりしていますよね。
週1回で7,000円以上はザラです。本当にやりくりが大変ですよね

うちも周りに影響されて、上の子供が幼稚園年少の時にスイミングを習わせました。

週1回でも2回でも月謝は同じとあれば、親心としては2回通わせたくなります。
親は上の展望ロビーで見ているだけだし、なんなら少しの間の休息時間にも思えたりして。

でも、子供からすると、冷たい水に入るだけでも結構きついし、通常のスクールだと「いつまで」という目標も立てにくい。
だいたいは、クロールや平泳ぎなど一通り泳げるようになるまで辞めない人が多いですよね。

しかし、子供はなぜその泳ぎを泳げるようにならなければならないのかも、幼児ならそうそう理解できるはずもなく、モチベーションも微妙です。

ほどなくして、スイミングに行くのを嫌がるようになりました。

私自身も、子供が嫌がってまでやる習い事もどうかという気持ちがあったし、結局2ヶ月で通常スクールは辞めさせることに。

その代わり短期レッスンで繋ぐことにしました。

結果的にこれが正解だったのですが、それにはいくつか理由があります。

その前にまず、私自身がスイミングの通常レッスンの様子を上から見ていて思ったことが2つありました。

1つは

実際に泳いでいる時間が短い!

ということです。

スイミングスクールは営利事業ですから、たくさんの生徒を集める努力をします。
スクール側の努力の甲斐もあって、たくさんの生徒が1つのレッスンに通うようになります。

そうすると、どうなるか。

子供は、自分が泳ぐ順番までプールサイドで待つことになるのです。

人気のある曜日と時間帯にもよりますが、だいたいこういう現象が起きます。

そうなると、実際に自分の子供が水の中に入って泳ぐ時間はそれほど長くはなく、水に入っている時間は1時間のレッスンのだいたい半分くらいになるのかなという印象でした。

いくらスクールバスが無料とはいえ、スクールに時間をかけてきて、嫌がる子供をやっとのことでプールに送り込んだとしても、実際にスキルが身に付くレッスンを受けられる時間はごく短いもの。
だから、おそらく1年以上通わないと大した成果は出ないと感じました。

まずここが1つ目です。

そして2つ目は、

教える内容が薄い。

ということ。

正確に言うと、通常レッスンでは教える内容とサポートが薄い。

人数が多いということもあり、泳いで見てもらえるのは実は一瞬です。
流れ作業的にコーチがチラッとアドバイスしたり、動きを直したりする程度です。

でも、これって今に始まったことではなくて、私が小学生の時に他県で習っていたスイミングでも同じような教え方だったので、ずっとスイミングスクールの教え方ってそんなに変わってないと思うんですよね。

 

ただ、短期レッスンは別です。

子供が通っていたスクールには、夏休みや冬休みなどに行われる1回3〜4日間の短期レッスンと、週に1〜2回の通常レッスン(辞めるまで続く)の2種類のレッスンがありました。

短期レッスンは、スイミングスクールにとって絶好の営業機会。
短期レッスンでの成長に満足してもらい、そのあと通常スクールに継続してもらうため、教え方もとても丁寧。各レッスン定員もあるので、良い感じで人数も分散され、待ち時間もそこまで長くない。

しかも、終わった後にコーチから個別に親ともどもアドバイスをくれちゃったりします。

また、どれだけ泳げるようになったかの指標である級のテストは、通常レッスンなら2ヶ月に1回(当時)しか受けられないのに、短期レッスンなら3〜4日に1回。

上の子は、夏休み・冬休み・春休みの短期短期レッスンを単発で申し込むようにして、順調に級を取っていきました。

結果、クロール・平泳ぎ・背泳ぎ・バタフライ(未完成)を泳げるようになり、学校のプールでも上手い方のAグループに入ることができたそうです。

スイミングスクールに行くなら、通常レッスンの前にまず短期レッスンを絶対にやるべきです。

ただ、私の場合、ここでまたしても疑問が。

スクールで取る級など、あまり関係ないのでは・・・ということ。
要するに、不自由がないくらい泳げるようになれば良いのではないか、と思ったのです。

もちろん、水泳が好きで極めたいと思うならそれもよし、そのまま頑張って突き進んでくれれば良いと思いますが、そうでなければ、たとえタイムが早くなくても、クロールや平泳ぎが普通に泳げればじゅうぶんではないか、と。

これは、自分自身がスイミングに通って、クロールからバタフライまで泳げるようになった経験があってなおかつそう思っていることです。

確かに、「全部の種類の泳ぎができる」という自信には繋がりましたが、大人になった今では、たまにプールで泳ぐくらいのもの。ましてやバタフライなんて披露することなどそうそうありません。

私の中では、泳ぐことも自転車に乗ることも、体が覚えることだと思っています。

もちろん運動神経やセンスがあるかどうか、という個人差がありますが、ダラダラと時間をかけて習うよりも、グッと集中してレッスンできる環境と、それを活かす機会を作ってあげれば、きっともっと早く泳ぐスキルは身につくはず!・・・と思ったのです。

 

そこで、下の子は、最初は兄弟で短期スクールに通わせていたのですが、自治体のプールでやっている教室の「プライベートレッスン」を利用してみることにしました。

これが思いのほか、効果的でした!

1時間4,000円程度で単体で見ると割高に思えますが、1時間みっちりとコーチに教えてもらえます。

下の子は、クロールをまだ泳げる状態ではなかったのですが、1時間のレッスンで荒削りですが泳げるようになりました。

その後、何回か単発のプライベートレッスンをして、平泳ぎもマスター。

あとは、休日に家族でプールに行って、習ったことを復習していったので、今ではクロールと平泳ぎを難なく泳げています。

上の子も、未完成だったバタフライを1回のプライベートレッスンで習得しました。

必ずしも何年もダラダラと高い月謝をかけて通わなくても、泳ぎというのはマスターできると感じました。(もちろん個人差がありますが)

最後に。以下の点もとても大切だと思ったのでシェアさせていただきますね。

  1. 普段から親子でプールに行くと良い(水慣れ・練習継続)
  2. 年長・小1くらいから始めても遅くはない(コーチのアドバイスがよく理解できる)

 

親子でプールに行く機会など、子供が大きくなったらほとんどなくなります。
良い思い出作りにもなりますし、なるべく楽しみながら上達していけば、それに越したことはないですね。

そんでは!

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